坐骨神経痛の予防と改善

坐骨神経痛の症状には、ストレッチが効果的なのですが、痛みやしびれがある状態ではストレッチを行うのも辛く、症状を押してまでストレッチを行おうと思うことは少ないですし、ストレッチを行うことで坐骨神経痛の症状を和らげることに繋がるのも確かです。

坐骨神経痛の症状がある時でも、痛みを感じることなく行える簡単なストレッチは、遠隔ストレッチと呼ばれるもので、患部である腰は動かさず、肩や腕を動かすことで腰へのストレッチを可能にするというものです。

遠隔ストレッチは患部を動かさないため痛みがなく、それでいて坐骨神経痛に効果があることから、症状がある人にもおすすめのストレッチ法で、最初のストレッチは「落下ストレッチ」と呼ばれるストレッチです。

落下ストレッチは、まっすぐに立った状態で両腕を肩からだらりと下げておき、右手を思い切り上げて、腕が耳につくくらいぴんと伸ばし、これ以上伸ばせないところまで上がったら深呼吸を2回してから腕を下に落下させます。同じことを左腕で行った後、最後は両手で行います。

坐骨神経痛を改善するもう1つのストレッチは「機関車ストレッチ」という方法で、椅子の脇に立ち、左手と左足のひざを椅子の上につき、顔は正面を向き、右手は握りこぶしを作り、そのまま腕を頭の横まで上げて、ゆっくりとひじの曲げ伸ばしを2回繰り返し、終わったら体勢を変えて反対側も行います。

坐骨神経痛を改善する落下ストレッチと機関車ストレッチは、肩甲骨や肩を伸ばすことができますが、肩の周りを伸ばすと腰への負担軽減につながりますので、痛みの少ない遠隔ストレッチで、坐骨神経痛の改善におすすめです。

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