坐骨神経痛の予防と治療

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脊柱管狭窄症の手術後の過ごし方

脊柱管狭窄症の手術を行って入院中にリハビリを行い、退院した後は外来で定期的な診察を受け、経過観察を行いますが、自宅で腹筋.背筋の強化・ハムストリングスのストレッチなどの体操を続けます。

 

退院後3〜6ヶ月ほど経過したところで、手術をした部分の神経の状態をMRI検査で確認し、後は半年ごとのX線検査で、手術で削った背骨の状態などを調べ、再発や腰椎変性すべり症がおこっていないかなどを確認します。

 

脊椎固定術を行った場合は、固定した部分がしっかりついているかどうかを画像検査で確認し、しっかり固定されたとわかるまで、医師の指示にしたがって、腰に負担のかかる作業を避けることが必要です。

 

脊椎固定術で使用している脊椎内固定器具を取りはずす場合は、1年以上たってから手術を行いますが、脊椎内固定器具が腰が重い、だるいなどの症状を引きおこす場合があり、できるだけ取りはずすことをすすめていますが、75歳以上の高齢の場合や、再手術の負担が大きい場合は、取り外さない場合もあります。

 

脊椎内固定器具を取りはずす手術は全身麻酔下で行い、30〜40分程度で終わりますが、脊柱管狭窄症は加齢による骨や椎間板、靱帯の変性が病気の背景にあるため、手術を行って神経への圧迫がなくなっても、また別の場所から発生する場合がありますので、手術後の経過を順調にし、再発を予防したり、新たな脊柱管狭窄症の発生に対応するために、定期的な経過観察を行うことが重要です。

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脊柱管狭窄症とは
脊柱管狭窄症は、背骨の腰の部分にあたる腰椎部の脊柱管が狭くなり、内部の神経が圧迫されることで神経にうっ血、炎症などがおこり、脚の痛みやしびれなどの症状が現れる病気です。
脊柱管狭窄症が進行した場合
脊柱管狭窄症が進行した場合は、徐々に症状が現れ、多くはゆっくりと進行していきます。痛みやしびれは、歩いているときだけでなく、立っているだけ、あお向けに寝ているだけでも強くなります。
脊柱管狭窄症の症状
脊柱管狭窄症の脊柱管は、腰椎から先の部分には神経の束が通っていて、神経の束は1本ずつ分かれて、椎骨と椎骨のすきまから左右に出ていき、お尻から脚へと伸びていき、神経が通っている領域の運動や感覚を司っています。
脊柱管狭窄症の診断
脊柱管狭窄症の診断は、問診、視診、神経根の異常を確認するために、痛みを誘発させる下肢伸展挙上テストと大腿神経伸展テスト、触診を行います。
脊柱管狭窄症の手術
坐骨脊柱管狭窄症の手術は、狭くなった脊柱管を広げ、神経への圧迫を取り除く目的で行われますが、手術が必要な場合は、膀胱直腸障害があり、神経の麻痺によって脚の筋力が低下している場合などに行います。
脊柱管狭窄症の神経ブロック治療
脊柱管狭窄症の神経ブロック治療は、腰痛、脚の痛みに対して、薬物療法で効果がみられなかったときに行われる治療方法で、、脊柱管狭窄症の痛みに対する有効な治療方法です。
脊柱管狭窄症の運動療法
脊柱管狭窄症の運動療法は、急性の痛みがある場合や、痛みが激しい場合に運動を行いますと、かえって症状が悪化してしまう場合もありますので、痛みをがまんして運動を控えて医師の指示にしたがうようにします。

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