坐骨神経痛の予防と治療

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椎間板ヘルニアの薬物療法

椎間板ヘルニアの発症が早期の場合には、安静、薬物療法、神経ブロックを適宜併用して治療が行われます。
発症が早期で痛みが強い場合には安静を基本とし、体を激しく使う仕事や活動、スポーツは行わないようにして、座っているのが辛い場合は、横になるなど楽な姿勢をとるようにします。

 

椎間板ヘルニアの薬物療法は、痛みや患部の炎症を抑える非ステロイド性消炎鎮痛薬を用いますが、非ステロイド性消炎鎮痛薬にはいろいろな種類がありますので、3日〜1週間程度で症状が軽くならない場合は、別の治療薬に変更します。

 

薬物療法で胃腸の具合が悪くなるなどの副作用が出た場合は、医師に別の治療薬に変えてもらうようにして、湿布剤や塗り薬などの外用薬を、併用する場合がありますし、こわばった筋肉の緊張をほぐして痛みを軽くするために、筋弛緩薬が併用される場合もあります。

 

治療薬を用いても痛みがおさまらない場合は、神経ブロックを行いますが、2週間経過しても症状が軽減しない場合は、硬膜外ブロック療法を行っています。

 

硬膜外ブロックを行っても効果がない場合は、選択的神経根ブロックを行いますが、少しずつ痛みが戻ってくる場合は、再度行うのが一般的ですが、治療を継続する場合は、3ヶ月に1回行います。

 

薬物療法も神経ブロックも、ヘルニアを直接縮小させることはありませんが、圧迫によっておこった神経根の炎症を軽減する効果がありますし、コルセット着用による装具療法を行うこともありますが、コルセットを装着しますと、腰が安定し、動きが制限されることで、椎間板にかかる負担が軽減されるため、痛みを軽くする効果がありますが、装着し続けますと逆に筋力を弱めることになりますので、装着する期間は限定的にするようにします。

椎間板ヘルニアの薬物療法関連ページ

椎間板ヘルニアとは
腰椎惟間板ヘルニアという症状ですが、背骨は椎骨という骨が積み重なってできていて、首から背中にかけて上から頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨と並んでいます。
椎間板ヘルニアのおもな症状
腰椎椎間板ヘルニアのおもな症状は腰痛と脚の痛みやしびれで、急に痛みが出るのが特徴ですが、徐々に症状が強くなるタイプもあり、腰痛や脚の痛みしびれの症状と、痛みとしびれの両方の症状がみられることもあります。
椎間板ヘルニアのタイプ
腰椎椎間板ヘルニアの症状は椎間板の飛び出し方によって、髄核が線維輪を押し出して椎間板の一部分がふくらんで突き出た膨隆型や髄核が線維輪を破って飛び出した脱出型、穿破脱出型、遊離脱出型の4つのタイプがあります。
椎間板ヘルニアの整形外科での診断
腰椎椎間板ヘルニアの診断を整形外科で受ける場合、一般的な腰椎椎間板ヘルニアの症状は突発的に生ずる腰痛です。
椎間板ヘルニアの触診と検査
椎間板ヘルニアの触診と検査は、腰痛や脚の痛み、しびれがある場合、下肢伸展挙上テストや大腿神経伸展テストを行いますが、下肢伸展挙上テストや大腿神経伸展テストは、脚をもち上げたり曲げたりすることで、痛みやしびれの場所をみる検査で、どの場所の神経が痛みやしびれを起こしているのかの確認を行います。
椎間板ヘルニアの問診
椎間板ヘルニアの問診は、痛みの症状を確認し、体を曲げたり、ひねったり、歩いたりしてもらい痛みを避けるためにとっている姿勢を確認し、痛みの出方や体の動作を確認します。
椎間板ヘルニアの画像検査
腰椎椎間板ヘルニアの診断のためにX線検査、MRI検査を行いますが、MRI検査でほぼ腰椎椎間板ヘルニアの診断を診断することができますが、手術が必要な場合は、造影検査を行う場合があります。
椎間板ヘルニアの治療方法
腰椎椎間板ヘルニアの治療では、保存療法を行うのが一般的ですが、排尿や排便に支障が出るような膀胱直腸障害や、強いしびれ、脚に著しい筋力低下などの症状がある場合は、早期の手術をおすすめします。
椎間板ヘルニアの手術治療
椎間板ヘルニアの手術治療はヘルニアになっている部分を除去したり、ヘルニアを引き起こしている椎間板内の髄核を取り除いて、椎間板内の圧力を下げて、神経根への圧迫を除去する目的で行われます。
椎間板ヘルニアの神経ブロック治療
椎間板ヘルニアの治療で行われる神経ブロック治療は、おもに脚の痛みに対して、薬物療法で効果が得られなかった場合に行われる治療方法で、痛みがある神経に局所麻酔薬やステロイド薬を注入して痛みを抑えますが、局所麻酔薬は障害のある神経を麻痺させて痛みを防ぎます。
椎間板ヘルニアの運動療法
椎間板ヘルニアを治療するための運動療法は、身体の中心を支える腹筋や、背筋を強くすることがとても重要で、背筋や腹筋は身体の中で姿勢を保つ役割があり、背骨に負担をかけない働きがあります。

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