坐骨神経痛の予防と治療

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脊柱管狭窄症の症状

脊柱管狭窄症の症状ですが、脊柱管の腰椎から先の部分には神経の束が通っていて、神経の束は1本ずつ分かれて、椎骨と椎骨のすきまから左右に出ていき、お尻から脚へと伸びていき、神経が通っている領域の運動や感覚を司っていますが、椎骨から外に出ていく1本1本の神経の根元の部分を神経根といい、痛みやしびれなどの症状は、神経が担っている領域に生じますので、障害を受けた神経によって現れる場所が異なり、どの領域の神経が圧迫されるかによって、神経根型と馬尾型、混合型の3型があります。

 

腰部脊柱管狭窄症の症状である神経根型は、神経根が圧迫されるタイプで、多くは左右どちらか片方が圧迫され、片方の脚に痛みやしびれが出ますが、両側が圧迫される場合もあります。

 

腰部脊柱管狭窄症の症状である馬尾型(神経の束)は、神経の束が圧迫されるタイプで、多くの神経が影響を受けますので、神経根型よりもさまざまな症状が生じやすく、生ずる範囲も広くなりますので、両脚に症状が生じたり、痛みやしびれ以外に、脚の筋力低下や、感覚の異常、膀胱直腸障害も生じやすくなります。

 

腰部脊柱管狭窄症の症状である混合型は、神経根部分と馬尾の部分の両方に圧迫が生ずるタイプで、神経根型と馬尾型の両方の症状が生ずるようになります。

 

脊柱管狭窄症の初期の症状は間欠跛行が主体で、安静時には症状が軽いため、医療機関を受診しない場合が多くみられますし、脊柱管狭窄症は高齢の方が多いため、年齢のためとあきらめてしまいがちですが、脊柱管狭窄症が進行していきますと、痛みやしびれ以外に、脚の筋力低下や感覚障害、膀胱直腸障害などが現れ、手術を受けても元に戻りにくくなりますので、症状が間欠跛行のみの初期の段階で、整形外科を受診することが大切ですし、間欠跛行による受診の目安は10〜15分歩くと脚の痛みやしびれで歩けなくなるくらいの症状です。

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脊柱管狭窄症とは
脊柱管狭窄症は、背骨の腰の部分にあたる腰椎部の脊柱管が狭くなり、内部の神経が圧迫されることで神経にうっ血、炎症などがおこり、脚の痛みやしびれなどの症状が現れる病気です。
脊柱管狭窄症が進行した場合
脊柱管狭窄症が進行した場合は、徐々に症状が現れ、多くはゆっくりと進行していきます。痛みやしびれは、歩いているときだけでなく、立っているだけ、あお向けに寝ているだけでも強くなります。
脊柱管狭窄症の診断
脊柱管狭窄症の診断は、問診、視診、神経根の異常を確認するために、痛みを誘発させる下肢伸展挙上テストと大腿神経伸展テスト、触診を行います。
脊柱管狭窄症の手術
坐骨脊柱管狭窄症の手術は、狭くなった脊柱管を広げ、神経への圧迫を取り除く目的で行われますが、手術が必要な場合は、膀胱直腸障害があり、神経の麻痺によって脚の筋力が低下している場合などに行います。
脊柱管狭窄症の手術後の過ごし方
脊柱管狭窄症の手術を行って、退院した後は外来で定期的な診察を受け、経過観察を行いますが、自宅で腹筋.背筋の強化・ハムストリングスのストレッチなどの体操を続けます。
脊柱管狭窄症の神経ブロック治療
脊柱管狭窄症の神経ブロック治療は、腰痛、脚の痛みに対して、薬物療法で効果がみられなかったときに行われる治療方法で、、脊柱管狭窄症の痛みに対する有効な治療方法です。
脊柱管狭窄症の運動療法
脊柱管狭窄症の運動療法は、急性の痛みがある場合や、痛みが激しい場合に運動を行いますと、かえって症状が悪化してしまう場合もありますので、痛みをがまんして運動を控えて医師の指示にしたがうようにします。

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